導入事例
文具
ライブコマースの配信現場に密着!準備から本番までの30分と“売れる進行”のつくり方(前半)
ライブコマース配信の裏側はどうなっているのか?顔出し無しのライブ現場に潜入!

ライブコマースの配信現場をご覧になったことはあるでしょうか?
配信に使う機材、撮影場所、企画の立て方、視聴者さんと会話するコツなど、ライブコマースを行う具体的な方法については、「よくわからない… イメージがつかめない… 」というご質問をいただくケースが数多くありました。
そこで、システム手帳メーカーのアシュフォード株式会社にご協力いただき、ライブコマースの配信現場の取材に行ってきました!
ライブコマースの準備や配信中の様子をお伝えするとともに、出演者の向井様にインタビューをさせていただき、ライブコマースを始めたきっかけや企画を立てる方法論、視聴者さんを楽しませるために意識していることなどを伺いました。
配信からシステム手帳がいくつも売れていく“アシュフォード流”のライブコマースとは?ライブコマースを検討している事業者さまや、ライブコマースを強化していきたい事業者さまは、同社の取り組みをぜひ参考にしてください。

アシュフォード株式会社は2024年4月から隔週水曜日の昼に約1時間のライブコマースを配信している。出演者は顔を出さず、声と手の動きでシステム手帳を紹介する。
動画:ライブコマース配信現場の様子
システム手帳メーカーのアシュフォード株式会社
アシュフォード株式会社は1986年創業のシステム手帳メーカーです。手のひらサイズからB5まで5種類の大きさのシステム手帳やリフィル(手帳の中身)、革製の手帳カバーなどを販売しています。
商品の企画から販売まで手がける総合手帳メーカーとして、個性的かつ魅力的な商品を展開してきました。主な販売チャネルは書店や文具店、雑貨ショップ、量販店といった実店舗ですが、近年は公式オンラインショップを軸としたEC事業も拡大しています。
販促の一環でライブも行っており、インスタライブは2020年4月から毎週火曜日、2024年4月からは「Live cottage(ライブコテージ)」を導入しての自社ライブを隔週水曜日に配信しています。

システム手帳やリフィル、革製のカバーなど数百種類の商品を販売
ライブコマースの準備から配信までレポート
昼12時過ぎ、配信開始の約30分前に出演者の向井さん(写真右)たちが配信の準備を始めました。
ライブの配信場所はアシュフォード株式会社の東京オフィス内にある会議室。ライブで紹介する手帳カバーを机の上に並べ、撮影用のスマートフォンと照明をセッティングします。
配信の約20分前にはInstagramアカウントのストーリーズでライブ配信の内容をあらためて告知しました。

ライブコマースの約30分前に準備を開始

机の上に商品を並べ、照明をあてて、固定したスマートフォンで撮影する
ライブコマースの管理画面は別のスタッフさんが操作します。ライブの配信中は視聴数などをリアルタイムでチェックしながら、視聴者さんからのコメントの見落としを防ぎ、ときには出演者の向井さんにカンペを出すこともあるそうです。

配信画面をチェックしながら管理画面を操作する
時刻は12時30分。ライブが始まると、向井さんは軽妙なトークで視聴者さんに語り始めました。今回のライブでは手帳カバーの人気シリーズ「シャルトル」の新作を紹介することを説明し、人気ランキングや商品開発の裏話などを話すことも伝えて視聴者さんの期待感を高めていきます。
向井さんは配信中、撮影用のスマートフォンの画面を見ながら、商品を紹介したり視聴者さんからの質問に答えたりしてライブを進行していきます。
身振り手振りを交えて、システム手帳を手に持ったときのサイズ感や使用感、重さ、革の手触りなどを紹介。リフィルを留めるリングの直径やカードホルダーの数など、お客さまが気になる細部の作りも丁寧に説明しました。

視聴者さんから「ベルトの太さは、M5以外同じなのでしょうか」といった質問が寄せられると、向井さんは「それぞれサイズが違います」と返答し、サイズ違いのシステム手帳を手に取ってベルトの太さの違いを比べて見せるなど、ライブだからこそ実現できる売り方を実践していました。
ライブ台本は、メインのトピックやタイムスケジュールが記載されているものを事前に作成しています。話す内容も台本にもとづいて事前に大まかに決めておき、本番ではアドリブを交えてトークを展開しています。

撮影用のスマートフォンの画面を見ながら、商品を紹介したり視聴者さんと会話をしたりする

商品のサイズ感や使用感、細部の作り、革の手触りなどを伝える

革を長持ちさせるメンテナンスの方法も実演
商品開発の経緯やブランドへの思いも語る
配信開始からおよそ30分が経過し、視聴者数も徐々に増えていくなか、向井さんのトークにますます磨きがかかります。
B5サイズなど大きな商品を手に取って「インパクトがすごいじゃないですか」「大きいので革の質感を存分に味わえます」「これを持って社内を歩いている自分を想像してみてください」といった売り文句で購入意欲を喚起。
システム手帳の利用シーンも具体的に説明し、スケジュール管理だけでなくジャーナリング(考えていることを書き出して思考を整理すること)や大事なメモの保管、リフィルの余白をデコレーションするなど、さまざまな使い方を提案してシステム手帳の魅力を伝えました。
また、10年以上前にシャルトルシリーズを発売した経緯にも言及し、「書くことを楽しめるシステム手帳を作りたいという思いで商品化した」と説明。商品化にこぎつけるまでの紆余曲折や開発の裏話など、ECサイトでは伝えきれない思いを熱く語る様子も印象的でした。

ブランドへのこだわりや商品開発の裏話など、ECサイトでは伝えきれない想いを語る
お客さま同士がコメント欄で会話
今回のライブは数十人がリアルタイムで視聴し、コメントも大いに盛り上がりました。
冒頭から「実物がじっくり見られるというのでとても楽しみにしてました!!」といったコメントが次々と投稿され、ライブを楽しみにしていたお客さまの熱量が伝わってきます。
また、「既にシャルトルピンクを持っているからいいや、じゃなくて他のカラーも別腹で欲しくなるのがシャルトルの魅力ですよ 不思議な魔力を持ってます」というコメントも。
このコメントに向井さんが「シャルトルアンバサダーやってほしいね。ベストコメントです」と応じると、
別の視聴者さんが「イエトル(※シャルトルのイエロー:編集部注)はカスタードクリーム。シロトル(※シャルトルのホワイト:編集部注)は生クリーム。確かにベツバラですね」というコメントを投稿し、
さらにそのコメントに別の視聴者さんが「なるほど!!!」と返すなど、コメントでのやり取りが続きます。
視聴者さん同士がコメントで交流するその光景は、ブランドのファンが集まるライブコマースの魅力を実感する一幕でした。

なお、今回のライブで紹介したシャルトルのホワイトカラーは、配信中にライブ経由で複数の購入があったほか、アーカイブ動画経由でもECサイトで商品が売れるなど、成果もしっかりと出ていました。
なかなか見ることのできないライブ配信の裏側を見せていただき、これから始める方も、すでに始めている方も、ヒントになったのではないでしょうか?
後編では、ライブ終了後のインタビューをお送りします。
関連記事
商品数が多く個々の商品の魅力を伝えきれていなかった状況をライブ配信で改善。
株式会社しまむら
視聴者を楽しませる秘訣を出演者に聞く!数字だけを追わないライブコマースの続け方(後半)
アシュフォード株式会社
創業110年の豆菓子をライブコマースで販売!テレビショッピングで学んだ“売れる配信術”
楽豆屋(株式会社冨士屋製菓)
「一番楽しい仕事は?と聞かれたら、ライブと答えます」全員未経験から始めた姫ラボのライブ運営(後半)
HIME LABO(株式会社玉造温泉まちデコ)
観光客が消えた温泉街から。姫ラボがライブコマースに活路を見出し、3つの人気番組を育てるまで(前半)
HIME LABO(株式会社玉造温泉まちデコ)
関連記事
株式会社しまむら
商品数が多く個々の商品の魅力を伝えきれていなかった状況をライブ配信で改善。
アシュフォード株式会社
視聴者を楽しませる秘訣を出演者に聞く!数字だけを追わないライブコマースの続け方(後半)
アシュフォード株式会社
ライブコマースの配信現場に密着!準備から本番までの30分と“売れる進行”のつくり方(前半)
楽豆屋(株式会社冨士屋製菓)
創業110年の豆菓子をライブコマースで販売!テレビショッピングで学んだ“売れる配信術”
HIME LABO(株式会社玉造温泉まちデコ)
「一番楽しい仕事は?と聞かれたら、ライブと答えます」全員未経験から始めた姫ラボのライブ運営(後半)
HIME LABO(株式会社玉造温泉まちデコ)
観光客が消えた温泉街から。姫ラボがライブコマースに活路を見出し、3つの人気番組を育てるまで(前半)
